WS版Wizardry 〜探究の果てに〜
こんにちは、shibkiです。
今日は熱量(画像)多めでお送りします。まずは何も言わずにこちらの画像をご覧いただきたい。
このコロナ禍にもかかわらず中華より輸入した品は、包装こそ度々の消毒液噴射によるダメージが見られたものの、中身は平穏無事に届けられ、一人の漢の手によって、さっそくとWS版WizardryのROMファイルが転送された。
僕は究極のWizardry端末を手に入れてしまったのかもしれない。その片鱗をご覧に入れよう。
ブログ記事を書くことが何よりの楽しみであるこの漢にあって、この世で最も重要かつ極めて重大な意味を持つ機能。それがスクショだ。
そして、さらに驚くべきはこのエミュレーターはセーブデータの移行にも対応しているなどという耳を疑わざるを得ない機能を有していることであり、これが事実ならばそれはWS版Wizardryの追加マップすら移行できてしまうということにほかならないのである。
たまたま左手に持っていたV2ダンパーによりセーブデータの吸出しには事欠かない身の上であったこともあり、私は最上のウキウキを胸にセーブデータの移行を行った。しかし、その幸せな気持ちも長くは続かなかった。
馬鹿な!そんなまさか!私はつかまされたというのか!
どれくらいの時が経ったのか、この時私には呆然と立ち尽くすという選択しか残されていなかった。暫くの間、暗雲立ちこめる脳内を彷徨った後、一筋のヒラメキという名の稲妻が黒い雲を割って脳天を直撃した。
「そうだ、ネットを徘徊しよう!」
天より遣わされた何者か、あるいは神の情けか。出処はどうあれ、このアイディアは必要にして十分以上のものを私にもたらした。
たどり着いた先はTwitterのとあるつぶやきである。なんとこのお方はWS版Wizardryの追加マップをエミュレートしている画像をUPしているではないか。私には目下、やらねばならないことがあり、そしてそれを叶えてくれる情報を前に理性は歯止めが効かなくなっていた。
プライドなどない。そんなものは何処かへずっと昔に置いてきた。臆する必要など何もない、そもそも相手にされようとする気持ちが悪いのだ。あたって砕けろだ!そう自分に喝を入れ、私は髪を上下左右、一心不乱に振り回し、血のまなこで質問状を書いて送った。
程なくして、質問状への返答が送り返されてきた。その返答に、私は神を見た。
なんでもこの返答によれば、このお方は当ブログ記事を見てくださっていた読者であったのだと言う。さらに言えば、私の書いたWS版Wizardryに纏わる記事にとても影響受けたともおっしゃっているではないか!
こんな!こんなことがっ!WS版Wizardryの追加マップをエミュレートする猛者が、このふてぶてしい凡愚のブログを!まして影響を受けたなど!
これぞ感無量。一般の方々にはひとかけらも人生において得になるような記事はなく、マイノリティであることのみをアイデンティティとして、茨を地で行くこのブログを見てくれていた!どうしてくれようこの気持ち。Wizardry愛とは偉大だ。
それからは懇切丁寧な御助言賜り、目下の目的を果たすための新鮮な情報が私の脳内にインプットされた。
有志のおかげで理解は叶った。そうして今、元の持主のセーブデータを綺麗さっぱりデリートし、新たに起こしたセーブデータに追加マップをダウンロードする。どうせなら、初期化されたデータでプレイするべきだ。
Y1+Y4+A+B+電源ON
魔法の合言葉でWS版Wizardryは工場出荷状態へと初期化される。
続いて、今の時代では画像に写るその全てがレアアイテムと化した道具達を用いて追加マップの転送を試みる。これが現代社会でいうところのブルジョワの絵面だ。
追加マップの転送に成功したならば、次はたまたまズボンの左ポケットに入っていたV2ダンパーを使ってROMファイルとセーブデータファイルを吸い出す。
それら二つのファイルを有志より御助言賜った、知識という名の大海に捧げる。
配置、文字列、拡張子。抜かりはない。
私は再び漢の顔となり、ROMファイルを立ち上げる。
こうして我々の長い長い戦いは幕を閉じた。いつの時代も、忘れてはいけない。
これはWS版Wizardryを心から愛する者達の栄光の記録である。
有志の方に深い感謝を述べさせていただくと共に、この言葉で締めさせていただきたいと思います。
We Love Wizardry