アーカムのとある馬小屋で見たチラシの裏

筆者shibkiが興味、関心、好奇心の赴くままにチラ裏情報を書き綴ります。

Audiカップホルダー修理

こんにちは、shibkiです。

この記事はAudiのTTシリーズ(8J系)にお乗りの方で、かつカップホルダーにエアコン吹き出し口に挟み込む形のもの(Audi純正を加工したもの)を装着している方向けという非常に狭い範囲の人を対象としたものです。ご注意ください。

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これがAudi純正カップホルダーで、昨日助手席に乗った方が破壊するまで使用していたものになります。

ドアに挟むこと2回。とうとう背面の金属製の輪っか部分と本体を接合しているネジの受け部(プラ製)が割れて壊れてしまいました。

このタイプのカップホルダーはAudi純正品に背面の輪っかのあるパーツをくっつけて販売された加工品のため今ではヤフオク等での入手方法しかなく、高額で取引されています。

僕の場合はたしか二つセットで14000円ほどで手に入れた気がします。高い上に手に入りにくいということで、修理に挑戦します。

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写真右が輪っか部分を外したAudi純正カップホルダーになります。そして写真左はカーメイトのオイルダンパー機構内蔵カップホルダーです。実はこれ、同じ商品です。値段は新品で2500円ほどなのでこいつとニコイチ修理ができれば安いですよね。

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背面写真ですが、右のカップホルダーはネジ受け部分(盛り上がっている部分)が破損しています。この部分を取り換えるというより、カーメイト製のほうにAudi純正品の装飾パーツを移設したほうが早そうです。

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まずAudi純正カップホルダーを分解してみました。機構を知るために細部まで分解していますが、結論から言うと歯車部品まで取り外す必要はありませんでした。

フェイスプレート等の装飾パーツのみ外し、入れ換えることが可能です。使用した道具は精密ドライバーと六角レンチのみです。

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カーメイト製にAudi純正カップホルダーの装飾パーツを移植しています。ちなみにフェイスプレートAudiのロゴが刻印されているパーツ)がくっ付いているアーム部分のみ、フェイスプレート裏面の形状の関係で再利用しなければなりません。ここが壊れたら詰みかもしれませんね。

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外したパーツの中で違いが確認できたパーツは写真に写っている三つのパーツの材質です。

カーメイト製のデザインはメッキ、カーボン調ですがどちらもプラ製。

対してAudi純正品はこの三つのパーツが金属製になっており高級感、重量共にカーメイト製に勝っています。

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特に技術的に難しい箇所はなく、内部のダンパー機構の取り外し等も必要がないため修理難度は低いと思います。オイルダンパーを謳っていますが実際にはオイルは入っておらず、歯車とバネでオイルダンパーのようなゆっくりとした開閉機構を再現しています。

このタイプのカップホルダーを使用しているTTシリーズ乗りの方にはよくある故障なのではないかなと思い記事にしてみました。

結構リーズナブルに修理できますので是非お試しください。それではまた。