アーカムのとある馬小屋で見たチラシの裏

筆者shibkiが興味、関心、好奇心の赴くままにチラ裏情報を書き綴ります。

ミシック到達から見た1ヶ月

こんばんは、shibkiです。

MTGA構築のミシック到達を果たしたので今日はプレイする時間を捨ててブログを書いて寝ようと思います。

まず、MTGAを始めて今日で1ヶ月と6日という時間について思うこと。たぶんラダーのみを本気でやればもっと早くにミシック到達できると感じました。しかしそれにはカード資産が必要となる。

MTGAを始めた36日間のうち後半14日がラダーに当てた日にちであることを考えれば、残りの22日間は大体ドラフトをやっていたことになります。ここで雑に資産を増やします。

今回の場合はドラフト資産とワイルドカードのみで組んだデッキでミシック到達していますが、金銭的に余裕があるならばドラフトで雑にカードを集め、レアがダブり始めた頃にパック買いしたほうが無駄は少なくなるだろうと考えます。

理由はパックから出るレア以上のカードはダブりがない(ダブりが生じた場合再抽選される)という仕様上の都合。厳密にはレア一種が4枚ダブった時点でドラフトをやる旨味は激減すると思うので、そこら辺からパック買いにシフトしたほうがいいのではないかと。

ただしこれは資産集めの効率化を求めた場合であってリミテッドランクへの挑戦や単純なカード枚数を増やすならばドラフトが最も効率的だと考えます。

構築への参入タイミングは手持ちのレアと相談。僕のような初心者の場合は結果を残しているデッキをとりあえずコピーするところからはじめると良いでしょう。

その後はデッキの動きを理解するためラダーに籠ります。次第にメタ読みとプレイ精度が上がってくるのがわかります。使用しているデッキにも得意不得意な相性があり、相手のアーキタイプから序盤の動きを決めていきます。

コピーしたデッキですが、作った本人が何を意図して作ったのかをプレイしながら探ります。初心者では発想に限界があるため非常に参考になりました。デッキのやりたいことを理解し、そのための選択を常に最良のものにできるようプレイしながら可能性に目を凝らします。

ゴールドランクを抜ける頃、ようやくデッキの回り方、回し方を理解し始め相手により選択肢を変えることを覚えます。

MTGというゲームにおいて敗北しないデッキはないと考え、土地事故、手札被りなどの可能性は常にあるものとして敗北を受け入れます。そしてそれは相手も同じような可能性に常にさらされていることも覚えておきましょう。

勝利と敗北は瞬間を切り取って一喜一憂するものではなく、勝率として長期的に考えるようにするべきで土地事故があるのに勝率50%を維持できているのならば敗北よりも勝利確率が高いプレイとデッキであるという思考が大切です。

時に負け続け、不信感を持つこともあるでしょう。しかし確率は収束こそしますが平らではありません。負けた要因が事故なのか、それともプレイングまたはデッキパワーなのかでとるべき対応も変わります。

デッキのやりたいことを理解して、それを可能な限り素早く実現させる。それがプレイングに依存する部分であり、MTGを完全な運ゲーとは言わせない最も大切なところです。

少なくとも僕と同じ構成のデッキと何度も戦いましたが、彼らもまたシルバーからミシックまでのプレイヤー達です。同じデッキを使用していてもその使い方は割と違っているもので、その使い方がランクによって示されているのではないでしょうか。ただし運の要素も多分にあるのは否めません。しかしゴールドとダイヤでは明らかにプレイングの精度が違うことに気づきます。

上に行くほどミスが命取りになるのはラダーの性質上、それがしっかりと機能している証拠なのです。このミスの捉え方ひとつで今いるランクで足止めを食らう可能性は飛躍的に高まります。

今の試合、事故はなかったのに敗北した。それが何故かを考えず事故や環境のせいにしたくなってしまうのも人間心理上仕方がないことなのですが、それでも自分の落ち度、選択による分岐点を見つめ直すことによって違った結果が得られる可能性が浮上します。

例えば、ボロスフェザーを使用していて緑ストンピィを相手にしたとします。

3ターン目に相手のマナクリを焼いたのか、それとも後にやってくる大型のために火力を温存したのかでゲームの展開は劇的な違いを見せるでしょう。多少マナコストで損をしたとしても序盤でマナクリを焼くことで相手の1ターンを無駄にできてしまうこともあるのです。

それは実質3マナで1ターンが買えたという破格のアドをもたらすことに繋がるかもしれないのです。さらに相手はマナクリありきで計算しており、初期手札に土地が2枚しかなかったのにマリガンしていなかった場合、3ターン目までに土地が引けない限り引くまでターンをドローのために費やさなくてはなりません。

こうなると本来であれば頭を抱えるほどの巨大生物を相手にしなくてよくなり、勝ちの確率は飛躍的に高まります。それに気づけず、単に相手はブン回りばかりで自分は事故ばかりという思考に陥ればモチベは低下します。

何故勝てないのか?あらゆる可能性を考えて全てを事故で片付けてしまわないような思考こそ、たぶん上達に一番必要なことなのかなと思います。

長くなりましたが、これまでプレイしてきたあらゆるゲームでの経験が僕をミシックに連れて行ってくれたのかなと思います。次のシーズンでラダーをやるかはまだわかりませんがデッキビルドのセンスも身につけたいと考えています。あれは本当にセンスだと思う…