構築参戦
こんばんは、shibkiです。
マスタリーパス導入により半ば強制力の強まった「毎日3勝」デイリークエストは3日分ストックできるものの、毎日3勝でもらえる100XPはストックされないため本当に毎日3勝する必要があるのです。
これを毎度ランクドラフトで達成していたわけですが、欲しいレアカードもボチボチ揃ってきたカードセットのドラフトにジェムを使うことに抵抗を覚えたため如何にして毎日3勝を達成するかを考えてみた。
約20日。MTGAをプレイし始めてから【基本セット2020】【灯争大戦】【ラヴニカの献身】までのパックはそこそこ剥いてきた。神話やレアは十分ではないものの、手持ちのカード＋WCで組めそうな一級品のデッキを探してみる。
あった。オケチラやウギン、時の一掃に拘留代理人などそこそこ揃っている。よし、バントミッドレンジを作ろう！そう意気込みカードリストを見て戦慄した。
レア土地何枚使うねん！バントカラーは白青緑の3色からなるデッキのためレア土地が2色デッキの倍ほど必要になる。そこに加え最近スタンダード環境を荒らしに荒らして回っているテフェリーを4積みときたものだ。テフェリーの分までレアWCが回らないのでバントミッドレンジは秒で諦めた。
2色以下でそこそこ勝てそうなデッキを探す…自分のコレクションを見渡しながら最近のスタンダードで活躍しているデッキを探す…そして見つけてしまった青緑ランプ。
先日MTGA内のランクでなんとミシック1位に輝いたデッキらしい。もちろんそれには技術もあるだろうが、初心者は迷わず強いと思うものを真似てみるべきだ。
このデッキ、【基本セット2020】から僕がすでに３枚も所持していた《大食のハイドラ》を搭載しつつ他の採用カード群も比較的新しいカードセットから選ばれている。ローテーション後のことも考えて、今WCを使うに値するカードか吟味した上で決断。
2色デッキなのでレア土地も必要数揃えることができ、好きなシミックカラーのデッキなので気分的には悪くない。唯一神話WCを4枚使った《ハイドロイド混成体》はお高いが、そのカードパワーは本物。しかもいつか作れるかもしれないバントミッドレンジにも4積みされるので腐らない。
そんなこんなでとりあえず結果を出しているデッキのコピーは出来上がった。まずは試しにプレイしてみるも驚くほどに無駄のないデッキでマナ加速、手札補充、ライフ回復、除去、横に並べる、巨大なクリーチャーを作る、コントロールを奪うといった要素がぎっしりと詰まっている。これがプロが組むデッキかと大いに感動した。
マナ加速からの中型クリーチャーをポンと出してクロックする序盤。マナをひたすら伸ばしつつ相手のマウントを取り続ける中盤。最大の脅威を除去するどころか奪って自分のものにしてしまうという究極のアドを取る終盤。どの時間帯でも強く、やることもわかりやすい。
そんな構築で遊び始めたところこんなイベントを発見してしまう。
参加費がドラフトの5000ジェムの1/10にまで抑えられた構築イベント。500ならデイリーこなせばすぐに貯まる都合リトライも容易い。
その分報酬は渋めでパックなどはもらえないが、コインとアンコモン以上のカードがバックする仕組み。勝利数が増えればコインとカードの枚数に加えレアリティも上がる。正直レアカードのみに的を絞るならばこれ以上ないコスパではないだろうか。
とりあえずデッキの回りを確かめるために構築イベントに参加してみた。
結果は4-3で500ゴールドとアンコモンが3枚がバック。4勝すればとりあえず参加費は回収した上でカード資産は増える仕組みのようだ。このあたりもランクドラフトよりだいぶ楽に回収できるようになっている。ランクドラフトの参加費を回収しようとした場合、6勝する必要がある。
少なくとも僕のような初心者が使ってもそこそこ通用するデッキであることが証明された青緑ランプ。とりあえず構築イベントは後に回し、無料で挑戦できるランク構築戦を回してみた。
するとすぐにゴールドランクまで到達できた。ここからは結構な場数が必要になると思うので時間がかかるとは思うができることならばプラチナは目指したい。
それにしてもジェムを使わない一日を経験したのはMTGAを開始して初めての経験であったので感動の連続だった。
多少もったいないという気持ちはあったが構築に踏み込んで正解だった。WCも使わなければなんの価値もないカードであって、それを三か月も寝かしこむ必要性について今では疑問すら感じる。とりあえず勝てるデッキがひとつあればマスタリーパスの「毎日3勝」も気楽に達成できる。
次のローテーションまでWCを温存しようと考えていたが、構築イベントという存在、そしてマスタリーパスという存在がこうして僕を構築の世界へ向けさせてくれたに違いない。とりあえず現環境で通用するデッキをひとつ。
これにはWCをケチらず使い、日々のジェムや時間を節約することが重要なのかもしれない。
