アーカムのとある馬小屋で見たチラシの裏

筆者shibkiが興味、関心、好奇心の赴くままにチラ裏情報を書き綴ります。

敗北から得るもの

こんにちは、shibkiです。

初のブースタードラフトをMTGAでプレイし、結果は3勝3敗。勝率50%で300ジェム+1パック(200ジェム相当)の報酬。

参加費750ジェムなのでジェムに換算して考えれば250ジェムで3パック剥けた計算。あの濃密なドラフト一回を250ジェムで堪能できたのだから安い。

しかしいくら安いからと言ってこのまま次のゲームに行ってしまってはもったいない。そう、この「初ドラフト」と敗北から得るものがまだある。これらは250ジェム相当かというと実にそれ以上の価値がある情報だ。

では、参ろう。ドラフトをやってみて感じたことはカードのピック時の葛藤とデッキ構築時の葛藤がものすごく強かったというところ。

まず、カードピック時では回ってくるカードからいかに強いカードをピックするかという至極単純な操作を行うだけのように見える。しかし強いカードとは何か?レアリティなのか?コスト比なのか?能力なのか?初手の場合はまだデッキコンセプトや色すら決まっていないというのにこの「強さ」の判断を迫られる。

ドラフト初心者である僕がまず一番にその洗礼を受けたのはここの判断である。初手はとりあえずレアをピックした記憶があるが、それ以降使う色を白青と決めてからはいくらレアカードが赤緑黒で流れてこようとも鋼の精神でスルーして見せた。

しかし結果は3勝3敗。鋼の精神を使ったわりには普通の結果だ。終わってから思うことは勝つことも大事だが、あの時に流れてきた使わないレアカードをピックしていたらこの勝率は下がったのかということ。

使わないカードはサイドへと送られるが、あれは最終的に何枚になったのか?次回のピック時にいかせそうな情報なので調べてみた。

42手。一回のドラフトで一人のプレイヤーがピックする回数である。対してその42枚のカードを使用して作るデッキには17枚の土地カードが入る。仮に40枚のデッキを組んでみるとすると、その内17枚は土地であることからその他が23枚。42枚ピックした中から23枚のカードしか使わないのである。実に19枚のカードはサイドに行き、実戦では使用されない。

1順したパックからは最後にコモンやら使用しないカードを取らざるを得ないこともあるので実際には19枚も資産目的のピックはできないが、少なくともピックに余裕があるのはわかった。これは是非とも次回以降のドラフトで活かそう。

次にピックしたカード群を使ってデッキ構築する時の強い葛藤の話。

実際に僕が使ったデッキは45枚ものカードが使われていた。しかも土地カードはデフォルトの17枚。これが最後の2敗に大きく影響しているのでここで絶対に覚えておこう。土地カードがドロー出来ず、2マナ立てたままサンドバッグにされて終了した1敗北目。ここで嫌でもデッキを40枚に調整すべきだったと強く思う。

5枚の土地以外のカードがデッキに入っていることで、土地以外のカードを引く確率が上がる。そして単色ならまだしも僕のデッキは白青の2色であり、土地カードへの依存は単色以上に強い。

初手手札に土地が2枚しかなかった時点で一瞬マリガンがよぎったものの「もう1枚くらい2ターン以内にくるだろう」というダメな考えに押され、手札の枚数が減ることを嫌い、そのまま7枚でスタートした。デッキの調整にしろ、マリガンの選択にしろ自分の中で基準が定まっていなかったことが敗因になっているのを痛感した。

ドラフトの場合、デッキを単色で組めるほど一色をピックできるわけではないので2〜3色を使うことを前提としたドラフトならではの基準を設ける必要があることがわかった。

マリガンの選択は特に慎重に、マナカーブが低マナ寄りならば初手2枚でも通用するかもしれないが、3マナ4マナが頂点となるようならば初手に3枚の土地は欲しい。その際、しっかりと色がばらけているのが望ましい。

その他、プレイングには問題も多かったがここで持ち出すには課題が多すぎるためまずはゲーム開始前、準備や判断基準について書いてみた。

さて、次に行こうか。