アーカムのとある馬小屋で見たチラシの裏

筆者shibkiが興味、関心、好奇心の赴くままにチラ裏情報を書き綴ります。

黄泉ヲ裂ク華

こんばんは、shibkiです。

最近久しぶりに最新のゲームを予約で購入しました。その名も【黄泉ヲ裂ク華】

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PS4版を特典目当てでアニメイトで予約。2020年10月15日に発売されましたが自宅に届いたのは16日でした。

エクスペリエンスのDRPGは【剣の街の異邦人】以来のプレイ。剣の街はVITA版アッパーバージョンである新釈をプラチナ取得済み。

剣の街の時に最大の失敗として限定ポートレート(ゲーム内キャラクター絵)を取得できなかったこともあり、今回の黄泉華は初回生産特典とアニメイト特典のポトレをゲット。

ポトレは僕にとってキャラクター構成の幅を広げる重要な要素。今回はしっかりゲットできたので大満足です。

さて、この黄泉華ですがこれまで僕がプレイしてきたDRPGの中でも異色な作品となっており、キャラクターロストがありません。したがって年齢の概念もなく、性別の設定もありません。

それは…DRPGとして面白いのか?と正直疑問に感じていたのですが、いざプレイしてみるとこれが面白い。上記の要素がないことが理由ではなく単純に世界観とUIやテンポのおかげだと思いますが、かなり面白いです。

まだ物語序盤でシステムを手当たり次第に試しているところですが、転職システムにテコ入れされているところは個人的に好感が持てます。年齢がないことにより、転職によるデメリットがほとんどなく、レベルですら引き継ぎとなり低下しません。裏を返せば意図的にレベルダウンを図れないことからHPやMPの底上げには苦労しそうだなという感想を抱きます。

しかしこのレベル引き継ぎの転職システムのおかげでこれまででは考えられないプレイが可能となります。欲しいスキルを求めて気楽に転職を行えることが何よりも大きな恩恵ですが、僕が個人的にこれは良いと思ったのが転職前のスキルを引き継げない仕様です。

これにより時間さえかければ全ての職業を経由した全スキルを搭載した最強の侍や回復魔法を使用できる魔術師などが作れないことになり、職業そのものの個性が生きるようになりました。

剣の街では即死対策のためにパーティ全員がクレリックを経由して聖なる魂という最強パッシブスキルを取得してしまうと、これ以降クレリックという職業は死に職となり見向きもされなくなってしまいます。最終的には全スキルを搭載した戦士と魔術師が理想構成となり、他の職業は死に職となりました。

一方黄泉華ではスキルを職業間で引き継ぐことができないために即死対策にはより入念な育成計画が必要となり、回復や常駐保護魔法のためにクレリックなどの基本職が最終パーティに入り込んできます。簡単に言うと全ての職業が個性を殺さずに存在することができるようになりました。

さらに一見するとキャラクターロストがなくなったことによって所謂ヌルゲー化したのではと思われる仕様変更も先の即死対策の難しさに加え強制オートセーブによって死の緊張感は最近のDRPGの中では抜群に高いものになっていると感じます。

どの道突き詰めて、やり込んでいくと即死することが絶対にないキャラクターを作れていた作品でキャラクターロストの良さを語るのはちょっと矛盾を感じてしまいます。そういう意味では過去の記事で紹介したワンダースワン版のウィザードリィはこのジャンルの到達点とも言えます。

オートセーブに加えキャラクターロストあり。しかも若返りの方法がないためキャラクターは冒険をし続ければいずれ必ずロストする運命にあります。死を回避できないゲームというのは今の時代でも珍しいのではないでしょうか。

脱線しましたが、この黄泉華のこれまでのDRPGとは違った仕様がもたらした恩恵は僕のようなマイノリティには非常に良く刺さったということです。

今は転職周りのシステムを色々試しながら自分なりに合理的な職業構成、即死対策を考えるのが一番の楽しみになっています。

ここに今現時点で欲しい職業をあげるとするならば魔術師と僧侶が入ってきます。これらにしかない常駐保護魔法がとても強力に思えてならないのです。さらに加えればスキル鷹の目を持つ職業は一人入れたいと考えます。

さて、色々考えることが増えて楽しくなってきましたね。では次の記事でお会いしましょう。