中華製ゲーミングデバイス
こんにちは、shibkiです。
最近、中華製ゲーミングデバイスが密かにハズっていることを知った。
なんでもファミコンからPS1のタイトルまでは当たり前、最近ではND64やDC(ドリームキャスト)までエミュレートする機種まで出ているそうな…正直なところエミュレートはあくまでエミュレートであり、再現性という点においては今まであまり信用はできなかった。
しかし最近ではこのエミュレート技術も日々進歩しており、レトロゲームと言われるコンシューマー機のほとんどを高い再現性で動かすことができるようになってきたからこそ人気を集めている。特に僕はワンダースワンにおいては並々ならぬこだわりがあるため、これには早速飛びついてみたくなったわけだが…
とりあえず結論から申し上げるとRG350Mという機種をBanggoodで購入した。
日本ではすでに定価付近での販売はしておらず、プレ値新品で30,000円〜かフリマサイトで中古品を定価付近の価格で購入するしかないという状況だ。
しかもRG350Mのブラックカラーはどうやら後発品のようでまず売っていない。ということでサイバーマンデー中のBanggoodで購入してみた。
円に換算して本体11,142円に送料と保険料を足して11,809円。RG350のアップバージョンというのもあり高いが、そもそも定価は13,795円+送料+保険ということを考えればサイバーマンデーマンセーである。
これが日本で仮に販売していたとしてもマージンも乗って16,000円〜の定価に落ち着いていただろう。届くのは最大15日後となってしまうが、早く届いてしまったところで他の準備が整っていなければ箱から出すわけにもいかないため特段気になるような時間ではない。
しかしなぜ、RG351Pという最新機種が発売しているのに、RG350Mを選んだのかというといくつか理由がある。
まず初めにRG351PにはRG350Mと比較して優れた点がいくつもあり、その代表的といえる例を出せばまずCPUがdual coreからquad coreにアップデートされており動作がより軽快になっていて、しかも対応するエミュレート対象にND64とDCとPSPが追加されている点が挙げられる。
これだけ聞けばRG351PはRG350Mの完全上位互換と言える。しかし僕には違った。ではここで僕がRG350Mを購入するに至った理由を述べてみたい。
それは搭載される液晶の解像度、HDMI出力可能、アルミボディの3点だ。
まず液晶の解像度だが、RG350やRG280などのシリーズ中唯一解像度が高いモデルがRG350Mになるという事実。解像度は単純に高ければ良いというものではないとは思うが、そもそもこれだけの機種を網羅するエミュレーターで全てのゲームをフルスケールでプレイすることは難しいだろう。それならば少しでも文字を読みやすくするためにドットサイズを小さくしたほうが良いと判断した。
次にHDMI出力について、現在でもFWが未完成らしくHDMI出力機能はβ版とうたわれるだけあり、完璧にこなせる精度ではないらしいが、将来的に精度が高められる可能性があるというだけで価値はあるし、音声出力が出来ないという問題点はあれど、スクリーンショットなどを撮ることができるだけでもかなり価値は高まるのである。特にワンダースワンのゲームを外部出力するというのはこれまで、そのハードルが限りなく高い分野であったためにほとんどのWEBで鮮明なプレイ画像を見かけた試しがない。
故に、これをもし実現できる携帯機となるならばRG350Mは実質最強のウィザードリィ端末となることだろう。
そして極め付けは本体外装シェルがアルミ製という点。これは個人的な感想になるが、これまでの中華製にありがちなプラスチッキー&謎配色から対極にあるものでシンプルであり、洗練されたデザインとなっている。
プラスチックより金属製とは正直なところ、内部を守る上では良いが、外装自体へのダメージは目立ちやすく扱いには気を遣う。しかしその美しさは大人が所有する携帯ゲーミングデバイスとしての立場をようやく中華製デバイスが確立したように思う。美しさは正義だ。
という以上の要素が僕にRG350Mという選択をもたらしたわけではあるが、実際のところ想定していることが100%実現できる保証はないため、実機が届き次第またレビューも兼ねて記事にできたらと思う。
早くこないかな…