アーカムのとある馬小屋で見たチラシの裏

筆者shibkiが興味、関心、好奇心の赴くままにチラ裏情報を書き綴ります。

謎が解けた日

こんばんは、shibkiです。

もう少し…もうあと数日で納車となるTTRSに想いを馳せ、いつものWeb Watchに勤しんでいたところ重大にして超重要な事を発見してしまいました。

ワルター・デ・シルヴァ

この人でした。僕自身の解析に重要なキーとなる人物。何者かと言うと、カーデザイナーです。

実はこのデ・シルヴァ氏がデザインしたのが今回購入した二代目TTなのです。いや、ここからがすごいのですが、僕はこのTTRSという車に惹かれた理由が二つあります。

一つ目は全体的に高水準なスペックももちろんですが、まずはクーペでありながら4WDであり、尚且つMTの設定があること。クーペで4WDと言えばGTRなんかもそうなのですが35GTRにはMTの設定はない上に、さらに次に挙げる理由がGTRを否定します(GTRファンの方にはすみません)

そう二つ目にして最大の購入理由はデザインです。このAudi TT coupéの二代目にあたる8Jのデザインなのです。

このデザインに惚れ込み、多走行低年式であってもとにかく手に入れたいと強く思ったのであります。

そしてこのデザインを手がけたのが先ほどのデ・シルヴァ氏なのですが、ここには運命というものを感じずにはいられないちょっとした因果がありました。

実は生涯において、僕が強烈なまでに惚れ込んで購入した車がもう一つ存在します。

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Alfaromeo156

上の写真は実際に僕が乗っていた車両です。なんか涙出る…

語ればブログ記事数十ではきかないくらいの想い出が詰まった車両です。若く、金もなかった頃になんとか維持するため車弄り、メンテナンス、修理を自力でやった初めての車。

こいつがいなかったら車好きにすらならなかっただろう…じゃじゃ馬で、日によって調子の良し悪しがあり、イグニッション警告はおはようの挨拶。内装が溶けたり、ガソリンは漏れるなどさまざまな経験をさせてくれた一台だ。

希少なガソリンポンプのため怪しげなコロンビア人から個人輸入したこともあったっけ…そんなにバカ速い車じゃなかったんだけど、当時の僕にはオーバースペックな代物だったのは間違いない。

そんな〝彼女〟の最後は3000km毎のオイル交換時に行う儀式、イグニッションの洗浄をたった一回サボったためにマフラーから激しい炎を吹いて逝ってしまった。

それでも僕は直そうと必死だったが、技術力と経済力の限界には逆らえず、泣く泣くドナドナという選択を取ったのだ。

〝彼女〟の何が僕をそれほどまでに惹きつけたのか?それはデザインだ。まるで彫刻のような流麗な曲線美だ。まさに美女と評するに相応しいフォルム、それがこの車の最大の長所だった。

そして話を戻そう。もう十分にお分かりいただけたとは思うが、あえて言わせていただこう。

このAlfaromeo156のデザイナーもまたデ・シルヴァ氏の傑作であったということを。

つまりは運命に導かれ、結局はその大きな力の前には逆らえず、こうしてなんらかの引力めいたものにより出会うのである。

TTRSは僕にとって、運命が決めた〝相手〟だったのだ。

何故か毎回車を購入するのに時間がかかる。そしてこれだ!と思う車は確実に絶版。中古で買うしかなく、さらには中古市場ですら希少な車になってしまう。代えはきかない…大切にしよう。

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おかえり。